お茶の製造は、荒茶加工と仕上加工の2段階で行います。
まずは茶農家で商品化されるお茶の原料となる茶葉に加工します。

  1. 蒸し
    生葉を蒸して傷まないようにし、青臭さを取り揉みやすくします。
    例えば煎茶の場合で30~40秒間蒸します。
  2. 揉み
    蒸した葉を熱風でかき混ぜながら揉み、約3分の2程度水分を飛ばします。
    乾燥しにくい茎も十分に乾燥させ、全体の水分が均一になるようにします。
    その後、葉がまっすぐになるように熱を加えて乾燥させながら揉み、形を整えていきます。
  3. 乾燥
    水分が約5%になるまで熱風をあて乾燥させます。

次に、仕上げ加工です。
荒茶は選別する前ですので、短いものや長いもの、粉や茎などが
混じり合って不均一なうえ水分も5%と多く長期保存ができません。
お茶屋さんは、お茶がおいしく飲めるように、荒茶をうまくブレンドして
味を整えます。火入れ乾燥をすることで保存性を高め、
香りの高い美しいお茶にすることを『仕上げ加工』といいます。

  1. ふるい分け
    網目の大きさが違うさまざまなふるいがあります。
    まずは大きな網目のふるいにかけ、
    荒茶の中にあるこげやすい粉を先に取り除きます。
  2. 乾燥(先火)
    『通気式乾燥機』の中をベルトコンベアで通過させ乾燥します。
  3. 選別
    荒茶の大きさや種類、葉と茎の色の違いなどで選別します。
    葉と茎の水分の量の違いを利用し静電気で茎を取るなど
    さまざまな選別をします。

お茶の製造は、荒茶加工と仕上加工の2段階で行います。
まずは茶農家で商品化されるお茶の原料となる茶葉に加工します。

  1. 乾燥(後火)
    お茶が持つうま味と火香と呼ばれる香りを十分に引き出すために、
    もう一度乾燥機に入れ、火入れを行います。
  2. 合組
    合組は『味と香り』を整えるために行います。
    芽茶、茎茶、本茶を混ぜたり、本茶と他の本茶をブレンドしたりします。
  3. 完成(包装)
    できあがったお茶をアルミの袋に入れ完成です。
    きちんと密封すれば、半年~1年は保存が効きますので、
    長期間美味しく飲めます。
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